<< 第1回 インターネット・セキュリティ >>
はじめまして、エスツーアイ株式会社営業部の安藤と申します。この度、コラムのコーナー誕生にあたり、当面の担当者に任命されました。今後、月に1度程度のペースで四方山話を書いていこうと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いいたします。
という訳で、今回は「インターネット・セキュリティ」について書いてみようと思います。
先日のことですが、友人がとても慌てた声で電話を掛けてきました。何事かと話を聞いてみると、どうやらクレジットカードを不正使用されたようです。すぐに駆けつけたのですが、利用明細を見てビックリ!数十万円の請求額が記載されていました。落ち着いて事態を分析しようとなだめ、明細を確認したところ、某大手通販サイトで2回各20万円程の購入履歴がありました。すぐにカード会社に連絡を入れ、状況を説明し、カードを使用停止にしました。
調査の結果、友人のIDで不正使用が行われていたことがわかり、カード会社から連絡を受けた通販会社も不正使用を確認したそうです。今回は通販会社が返金に応じたため、金銭的な被害は受けずに済みました。
整理すると、詐欺を働いた犯人は、
①通販会社のIDおよびPasswordを知っていた(ログインしなければ、買い物ができない)
②クレジットカードの番号も知っていた(新しい届け先を指定した場合、登録してあるクレジットカードでも、再度カード番号の入力を求められる)
ということになります。
PCにはいわゆるInternet Security(ウィルス対策や不正アクセス防止機能のあるもの)がインストールされており、念のため再度スキャンを実施し、これまでの検疫等のLogも確認しましたが、特に何も検出されませんでした。原因は数ヶ月たった今も謎のままです。
ただ、腑に落ちない点があります。通常カードの不正使用の場合、カード付帯の保険による保障が一般的ですが、今回は通販会社が返金する形で決着しました。なぜなのでしょうか?知る由もありませんが・・・。
今回の件で1点「へー!」と思ったことは、友人は「被害者」ではないということです。「被害者」は通販会社で、警察への被害届も友人ではなく通販会社が親告したようです。そのため、誰が、どのように詐欺を働いたかについては説明も受けられませんでした。もちろん犯人の情報も!これも、漏出の原因が今もって不明の要因の一つです。
Internetはこの数年で急速に普及しましたが、一般の方々には「自衛をしないととんでもない被害に遭う可能性がある」という認識は少ないと言わざるを得ません。それは、海外旅行歴が少ない人ほど、海外に慣れた人は絶対に近づかない場所に安直に行ってしまう、というのと似ているのかもしれません。残念ながら、こうすれば絶対に被害に遭わないという方策を持ち合わせてはいませんが、せめてInternetの恐ろしさくらいは多くの人に啓蒙していかなければと思います。
あまり楽しい話ではなかったですね。次回はもう少し明るい話題を提供できればと思います。
それでは、次回までごきげんよう!
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