1. レベル展開機能
レベル展開とは、部品表で管理されているLLC(ローレベルコード)に従い、計画数を必要数に展開する方式のことです。
LLCは、この部品表内で最上位の部品から最大深い階層で何階層目で利用されているかを示す階層数です。一番上位を「0レベル」とし、順次1、2…と計算されてPM(品目マスター)に格納されます。
構成展開する際に、対象とする品番をLLCのコード単位にまとめて、一括で子品番展開を行い必要数を計算します。通常、部品の最大構成階層数(LLC)は、10階層程です。それ以上の場合は、ループ登録が疑われます。したがいまして、子品番への一括展開回数は最大10回程度繰り返せば、全構成展開されることになります。
LLCを利用して展開することにより、計画品番毎に展開するよりも効率良く高速に所要量展開できることになります。
上記部品表の例では、
レベル0に ”a”、”b”
レベル1に ”a1”、“a2”、“b1”、“b2”
レベル2に ”a11”、“b11”
レベル3に ”a12”
となります。レベル展開時には、それぞれ入力の親品番として子品番の必要数を求めます。
上記のLLCの付け方で留意すべきは、”a12”が、親品番“b”からは「レベル2」で利用されていますが、”a”の親品番からは「レベル3」で利用されます。したがって、LLCは”3”となります。
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