生産管理システム構築実践講座 『所要量展開時のロットまとめ機能』
1. 手配ロットまとめとは
所要量展開の手配数は、製品の必要量を基に、部品や素材の正味所要量を参照します。
しかし、この所要量そのままでは発注や製造に適さない場合があります。ロットまとめとは、コストダウンや作業効率を考えて、算出された正味所要量をあるまとまった量にして、手配することです。
ロットまとめの種類には、期間を考慮してまとめる方法と数量を考慮してまとめる方法と大きく2種類に分けられます。
前者には『期間基準まとめ』があり、一般に、需要が不規則で比較的高価な品目などはこれに適しています。
後者には『数量基準まとめ』があり、比較的需要が安定している品目などに適用されます。
自動車部品業界のような大量生産分野では、運送コスト、在庫場所等の制約から、数量指定によるロットまとめが行われます。また、工程設定時にタイムリーにロット値を決めるのが難しい場合は、方式により自動的に決める方法がとられます。
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