最初に、所要量計算の日次処理において計算対象の生産計画品番の収集方法についてご紹介します。 日々の変更は大きく分けて3種類あります。
①受注等の変動により生産計画を追加、修正した生産計画があります。
対象となる生産計画品番を『変更トランザクション』に追加します。
次に、②原単位修正による構成数の変更や、構成の発効・失効が発生した場合は、所要量計算の対象となります。
さらに、手配先原単位の手配先が変わった場合も失効、発効情報とともに計算対象となります。
ロット値変更や納入間隔、手番変更も計算対象です。
③工場稼動のカレンダーや仕入先単位の納入手番の変更なども、ほぼ全件の生産計画変更対象と考えてデータを作成します。
その結果、集計された『変更トランザクション』から、日次の所要量展開直前に、本日の対象生産計画品番を確定してその分だけ計算します。
このことをMRP用語で『ネットチェンジ』や『正味変更』といいます。
前回の計算から、変わった分だけ計算対象にすることで、無駄な計算を省きます。
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