それでは、月次所要量展開の全体フローを説明します。各処理フェーズをよくみてみましょう。
所要量展開は、上記のフローで処理されます。
① 生産計画マスターから完成品の所要量マスターを作成
まず、完成品の生産計画マスターより所要量マスターのレイアウトに合わせて、所要量マスターを作成します。 この時の留意点は、所要量マスターは、「親品番」、「子品番」、「構成数」をキーとして作成されることです。 生産計画品番は完成品の品番なので、「親品番」、「子品番」に同一の生産計画品番を入れて作成します。 計画数と所要量数は、 同じ数値を各日付にセットします。
所要量マスターのローレベルコード(以下LLC)はBOM(品目マスター)から取得します。
通常、出荷品番は完成品番ですのでLLC“0”が普通ですが、補給品などは“0”でないこともあります。
②所要量マスターから部品指示マスター作成
この処理から、LLCの数だけ繰り返し処理を行います。
最初は、LLC”0”の品番を抜き出して、同一の品番で所要量を集計します。
(2回目以降、順次 LLC 1、2、N… と、BOMに存在するLLCの最大数まで繰り返します。)
この集計した情報を基に、BOMの手配情報に従って、各工程別に部品指示を作成します。
この内容は、次のページで詳細に解説します。
③作成された品番の部品指示マスターより所要量展開
新たに作成された「部品指示マスター」より、その品番の最終工程の部品指示(同じ品番で2つ以上の指示を作成している場合)を対象とし、BOMの「構成マスター」より構成展開して「構成展開ワーク」を作成します。
作成された構成展開ワークから、「所要量マスター」にデータを追加し、更新します。
順次、次のローレベルコードを指定して②、③の作業を繰り返して部品手配を作成します。
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